アーネスティン・アンダーソン
30枚以上のアルバムを発表し、1940年のラッセル・ジャケット楽団との共演を皮切りに、60年以上の長きにわたり文字通りジャズの歴史と共に歩んできた、現在のアメリカ、いや世界を代表するトップ・ジャズ・ボーカリスト。アーネスティンの第14作目のリーダーアルバム“HOT CARGO”(マーキュリーレコード、1958年)は全米で大きな反響を呼び、同年開催のモンタレー・ジャズ・フェスティバルのスペシャルゲストとして出演。“ベストニューボーカルスター”(ダウンビート誌)と評され、その誠実で温かな人柄と共に大好評を博す。同時にアメリカを代表する雑誌『タイム』が彼女を大きく取り上げた特集を組むなど、1950年代最高のジャズボーカリストの一人としての地位をゆるぎないものにする。数年におよぶヨーロッパ滞在の後アメリカに帰国したアーネスティンは、1970年前後のしばらくの間活動を休止することになるが、1976年、世界のトップベーシスト“ベースの神様”RoyBrawnの強いすすめでコンコルドレコードに移籍。通算20枚近くのアルバムを発表し、精力的な音楽活動を再開する。
アーネスティンのボーカルスタイルは、トラディショナルな黒人ブルースに深く根を下ろし、リズム&ブルースやゴスペルのテイストをたっぷり含んだアプローチでジャズのスタンダード曲を彼女独自の世界で誠実に温かく力強く歌い上げるものである。このスタイルは、現在世界中で唄われているロックやポップス、それにヒップホップやR&Bの音楽のルーツとしてあらゆるジャンルの音楽に強い影響を与え続けており、アーネスティンはその源流ともいえるスタイルを色濃く残している、世界唯一にして最高の女性ボーカリストであることは、疑うことの出来ない事実である。74歳の高齢にもかかわらず「エバレットシンフォニー」でのコンサートや「ジャズオンザヒル」「ジェーンハリスジャズフェスティバル」「ジャズサマーアットグラッツインオーストラリア」等にゲスト出演する。現在も精力的に活躍する最高のジャズボーカリストである。
http://www.ernestineanderson.com/
出演情報
- 2008/5/3 13:00〜 高槻現代劇場大ホール
[アーネスティン・アンダーソンwith蓑輪裕之トリオfeat.岸ミツアキ ]


